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同級会(だからはしゃぎすぎだって)

ザスパが開幕戦、徳島に負けたってのにあんまり悔しくなかった日の夕方、Gロイヤルホテルで医学部の同級会がありました。10年前に卒後初めて行ったそうですが、私はそのときはまだ米国におりまして参加できませんでした。
なので卒後17年、まったく会ってない同級生とも顔合わせるってことで、ひげ剃ったり、かみさんに服選んでもらったりなんだかそわそわしていました。三々五々集まってくると、いやはやあんまりみんな変わってないのにびっくり。
特に女性陣があんまり変わってなくて驚きでした。しかし現役組でも40を十分超える年になってきてみんないろいろな人生を歩んでいることを知りました。ホテルの結婚式場でみんなで記念写真を撮り、飲み始めたらまあ、はしゃいじゃって(って私ですが)がんがんに飲んでしまって、ほんと久々に地下のバーで潰れてしまいました。。まったく動けなくなって意識ももうろうとしていたんですが、声だけは聞えてきて、「前橋もストレスたまってんだよ。。」とか「タクシー乗せちゃえば、大丈夫だろ」とか「まあほっとけばなんとかなるだろ」など誰がいっていたかはわかりませんがみんなの「優しいお言葉」に感涙していました。 
   そういえば、今から20年前うちの教授がまだ講師だったころ、診断学実習でG県北部のT野病院へ連れて行ってもらったとき、私が車出しでした。実習最終日だったので、打ち上げを、病院の前のすし屋でしてくれました。散々飲んだあと「高速代行」で帰ってきたのはいいものの、へべれけになってて家までの道案内が出来ず、なぜか医学部体育館前に車を停めさせ、代行屋さんを帰らせてしまったのです。その後気分が悪くなって車の外でげろげろし、その後自分の車のボンネットで寝てしまったのですが、12月下旬だったので雪が降ってきました。そこにたまたま通りかかった同級生に助けられたわけですが、もしかしたらあのまま凍死していたかもしれません。その彼は今回来られなかったのですが、最近見た人によると、今あってもまったく誰か分からないほど変貌してしまったそうです。いづれにしても楽しい夜(同級会の晩ね、20年前じゃなくて)でした。同級生ってのはありがたいものです。いまも昔も。幹事のみなさんありがとうね。今度は潰れないようにするからね(ってほんとかな?)。
.08 2010 医療ねた comment0 trackback0

こんな制度に誰がした?!

今日は午前中実験して、午後は天気がよかったので20km走りました。ひざの調子もよくどうやらもっと走っても大丈夫そうです。
さて、今年は正月休みがすごく短かったですよね?私など5日に救急部の当直(手伝い)をしました。それはまあうちの救急部が独自の教室でありながら他の医局の応援を全面的に受けないと回らないという、全く大学病院としてはお粗末で笑えない話なのですが。。まあそれは某山陰地方の国立大学でもそのようなので置いておいて。何しろ研修医、特に1年目が少ない!現在は新臨床研修制度で3ヶ月に一回研修医がローテートしてきますが、この第4タームはなんと当科には二人!以前は研修医が10何名いて、研修医室などごった返していたものですが、いまや廃屋のようです。また教育目的でいままでは研修医と指導医が一緒に当直してましたが、いまや平日は研修医皆無(負担を軽減させるためだそうです)。あのですね、大学病院に研修医がいなかったら教育するという目的がないんですよ。前にも書いたようにこんな国家的愚策のために、どう考えても「研修病院」にはないえそうも無いところが手を上げて研修医を募集し、かつ月給80万円(1年目の採血もできないようなやつにですよ)を出すからこんな状態になってるんですよ、皆さん。これ多分大多数の国民の皆さんは知らないですよね。今はまだいいですよ、これから10年後、日本の医療レベルは確実に低下します。得体の知れない、出自の不明な、金目当てだけの医者がはびこりますよ。間違いありません。臨床系の大学院にはほとんどいかないし。これも10-20年後、大学の教員選考に多大なダメージを及ぼすでしょうね。医学博士とかいなくなるんじゃない?
卒業後各科をローテートする現在の研修制度自体には、実は私、賛成なんです。学生のころには分からなかった各科のイメージが仕事を(責任をもったかたちなら)通して分かりますし、ほんとにやってみたい分野を探し当てられるかもしれないからです。でもやり方が悪すぎる。研修先は大学病院と以前からきちんとした教育体制の整っている実績のある臨床研修指定病院(昔は厚労省が指定していたんですよ)だけにしてマッチングすればよかったんですよ。もちろんその中で、うちの大学で研修するひとが減ってしまうのなら企業努力が足りないということで納得しますがね。
しかも国立大学医学部の「地域枠」とかって何?憲法違反じゃない?県立じゃないんだからさ。だったらまず某帝国大学の天下り先最大手の某J医大を廃止してよ。筋が通らないじゃない?学生の定員なんか増やしたってなんにもならない。こんなことは現場の人間はよーく分かってる。分かってないのは厚労省のお偉い官僚さんだけだ。民主党になってもここが変わらず、診療報酬をお情けで上げただけで、「我々はわが国の医療をよくしようとしている」顔はやめてほしい。ほんと長妻さんにはがっかりだ。この国には目先のことを論じる政治家はいっぱいいるが、この先のビジョンを示せる政治家が皆無だ。何しろ間違いなく、また定員増加に反して地方からは医者はいなくなるし、またまともな医者はいなくなる。患者さんになったらなにしろあらゆる手段を講じてまともな医者を探すことだ。でも残念ながらそんな情報は一般には公開されていないためにまず無理だけどね。こういうことを一般の国民はほんとに知っているのだろうか。。もう一度言う、こんな医学部教育(これはまたあとでいかにひどいかを述べたいと思います)、研修制度をやっていたら、間違いなく日本の医療は壊滅します。(それでもアメリカよりはましかな。。)
.10 2010 医療ねた comment0 trackback0

今夜は当直

いよいよ衆議院総選挙が明日に迫った今日、私は大学で当直してます。病棟も少し不穏ですがいまのところ大幅な変化はありません。さて昨日はボストンに居た時に一緒だった先生と久しぶりにお会いして飲みました。行ったのは「鮨なかざわ」。私の大好きな店のひとつです。ほんとに小さな店で、カウンターと小上がりが一部屋のみの鮨屋さんです。しかしなんとなく落ち着く空間なのです。生ビールがおいてなく、瓶ビールのみと言ったところもこだわりがあります。ご主人はまだお若いのですが小池徹平似のいわゆるイケメンで、非常に感じのいい方です。このN先生とは学年が10も違うのですが、同時期をアメリカで苦労した共通経験があるためか同志のような感覚です。実際この先生につらいとき励ましてもらったことも多々あり、感謝に絶えません。おいしいお造りや焼き魚、最後は握りで至極の時間を過ごしました。お料理6000円の飲み物別で頼んだのですが結構冷酒も飲んだりしましたが一人8000円で済みました。お寿司やのカウンターで食べるにしては安くないですか?ここほんと隠れ家的存在なのであまり知られたくないのですが、一押しですね。
二次会はあまりお飲みにならないN先生には申し訳なかったのですが、またミスターバーボンへ。やはり街中に来たらここでしょって感じですね。ほんとにいろいろな話をして有意義でした。(翌朝は有意義ではありませんでしたが。。。)人の縁とはほんとに異なものですね。だから出会いはほんとに大切にしたいものです。リチャード・ドーキンスもN先生に勧められて(原書でとのことで)英語で読みました。歯ごたえありましたが心打つものがありました。(「利己的な遺伝子」)。いろいろな人によくしてもらって(良くしてくれない人もいっぱいいますが。。)私は幸せだなと改めて感じた夜でした。
今夜も落ち着いているといいな。。
.29 2009 医療ねた comment0 trackback0

医学部定員1.5倍断固反対!(2)

昨年から大学医学部の定員が若干増えています。確かになかなか女性医師をうまく活用できていない面や、高齢者人口の増加による医師需要が増えているこもあるので若干の増加は仕方ないと思います。しかし看過できない側面もあります。現在の医学部入試は一般のほかに、推薦、学士入学があります。しかし最近一部の大学では地域枠とか、産婦人科、小児科枠とかひどいのは研究枠なんてのも出てきました地域枠はもちろん地元に卒業も残ってくれることを条件とするものです。しかしそれなら自治医大はどうなるんでしょう?都道府県の税金がしこたま使われている私立医大である自治医大。この存在意義自体無くなってしまうのではないでしょうか?また地域枠で地元高校出身者を優遇するならかなり入試の公平性に欠け、さらに居住の自由を奪いかねない条件は少なくとも国立大学法人で許されるのでしょうか?研究枠というのは、臨床研修必修化以降、医学部出身者の大学院進学率が著しく低下したためなのでしょう。もはや医学博士の学位は威光がないのをみんな知ってますから大学院には入らない、まして臨床研修必修化で、卒後いきなり基礎の教室の大学院生になることは事実上出来ないので基礎教室の医学部出身の大学院生は皆無に近いだから卒業後は基礎医学に従事する医学部学生を確保するためにこの枠はあるのでしょうがこれこそ愚の骨頂です。学問というのは自らの心の中から興味があって初めて行うもので、それは時に興味が変わり、18歳やそこらで考えていたのと全く違う道を歩むというのはよくあることで、かつそうあるべきです。基礎にいきたい学生は必修化の免除なども考えてあげればそれですむことだ、そしてまた臨床にもどりたければ研修できるシステムを担保してあげていればいいのだと私は考えます。この制度は医学部のアカデミズムまで蝕もうとしている。きっとこのままいけば10年後は医学部卒業者の研究者の数は激減し、医学部定員が増えても教員(特に基礎医学の)を確保にかなり苦難を強いられることになるでしょう。
某旧帝国大学医学部の6年生が外資系企業の説明会に多数参加していたというニュースが昨年ありました。確かに医学部を卒業したからといって必ずしも臨床医になる義務はないと思います。しかも医学部卒業生が基礎研究者はもちろん、行政部門に行くことも悪くないと思います。最近は大手商社でも医学部出身者を採用したがっているようです。いいのです、卒後いろいろな進路があって、でもイイタイコトはですから医学部定員1.5倍にしても臨床医が必ずしも増えるということにはつながらない。
その上、教育費用は1.5倍かかり、教員の数は今のところ増えないから教育も粗雑になる。いわば粗製な医学部卒業者を乱発することになりかねない。しかも現状では3年目からは野放し医師が増えてしまう。医局のしがらみはいやだといって一匹狼になる医師の質を誰が保証するんでしょうか?
専門医教育は特に外科は徒弟制度です。良い先輩についてまねる。まさに修行だ、ちょこちょこっとやればできるようになるはずがない。それには苦痛が伴い、また努力が必要だ、そして何よりひとりの医師を育てる土壌(場)が必要なんです。そしてその人がまた後輩を教えていく。そういう流れの中で日本の医師たちは育ってきた。金じゃない、より高度な診療技術をめざしてやってきた。それには自己犠牲が必要だった。だから最初の1年看護師にこきつかわれても、それでコメディカルのきもちが分かったりする良い面もあった。でも最近の風潮はどうもそうではない。私は医師のキャリアパスとプライドを著しく損なう現状のシステム不備な中で、決して医学部学生定員を増やすべきではないと思う。
医師不足を改善するのは良い意味での医局の復権にかかっていると思います。
簡単です、全国にはびこるいい加減な研修病院を認可せず、1年目研修先は大学病院と、基幹病院のみに絞り込めばいいのです。
.07 2009 医療ねた comment0 trackback0

医学部定員1.5倍に断固反対!(1)

いやおひさしぶりです。ブログアクセスも気がつけば1000を超えていて、うちの院生ちゃんに1000
記念してくださいよーとか言われてたんですが、いろいろなことがあってなかなか文章書く気になりませんでした。で、いきなり再開時にこのネタですが、何しろいま衆院選の直前で自民も民主もマニフェスト出している状況。私は保守でも革新でもないんですが、今回は既得権益をもってのうのうとしているものをいったんリセットするといった意味で民主を推しています。しかし表題の公約は頂けない。
すでにm3.comなどで掲示板でがんがん議論されてますが私も一言言いたいと思います。まず第一に医師不足といいますが、では1990年代や2000年の前半、特に臨床研修必修化が始まる前まで医師不足とか誰か言ってましたか?分析によると医師の大学への引き剥がしはすでに臨床研修必修化が始まる2004年前に始まっていたそうで、研修必修化は問題ではないという向きもありますが、現場にいるとやはり拍車をかけたことは実感します。私は研修必修化はオールラウンドな臨床知識と技術を免許を持った上で学ぶという意味で非常に医師のキャリアに良いものと考えています。しかし厚生労働省は十分に医師のキャリアパスを理解せずしかも、研修は非常に中途半端なものとなっているため混乱と医師の偏在性に拍車がかかったものと私は考えています。なぜならば2年間の研修の後には何のシステムも用意されておらず研修終了すると放り出されて、結局その面倒を見るのは大学医局なのです。当初は大学で初期研修する医師を減らし、結果医局の弱体化を図ろうとしたのでしょうが、事態はこの悪政の結果、深刻な状況になっているのです。確かに大学医局は医局講座制といういわばいまや日本独自のシステムで、教授を絶対権威としたヒエラルキーが敷かれ、旧弊の代表格といったイメージで、マスコミやメディアでは扱われています。またそういう悪い面もいっぱいあると思います。しかし良い面もあるのです。一つとしては医師のキャリアパスの面です。医師は一生学習しなければならない職種のうちの一つです。この生涯教育といった面で医局制度は今まで重要な役割を果たしてきました。初期研修、後期研修、関連病院でのローテーション、大学院、留学、学位取得、さらには開業後も病気になっても医局のバックアップが得られました。さらに地域の医師の
偏在性についても特に地方大学医学部は貢献してきたと思います。僻地まで行かなくても閑散地の基幹病院への医師派遣、小さい病院へもローテーションで派遣してきました。派遣できなければ外来のアルバイトや当直のアルバイトを斡旋してきました。もちろんその派遣選考にコネなどのしがらみがあったことは確かで公正に執行されていたかというと難しいところもありますが、いまの状況よりははるかによかった。しかしどうやら厚労省はこの医局の権力を骨抜きにしたかった。しかしその受け皿になる制度をまったく用意、いや想定もしていなかったのだと思います。もしこの制度を本気でやるなら
初期研修終了後の専門医育成のためのシステムを厚労省が整備するべきでしょう。
来年から初期研修も1年になるとかですが、この研修制度を生かしかつ、大学病院における医師を増やし、そこをハブとした地域への医師供給を正常化させるためにはまず初期研修病院の数を絞り、質を高めることでしょう。なぜなら皆さんご存じないかもしれませんが、現在の研修医を受け入れている病院はほんとにピンからキリです。そもそも大学での1年目は雑用しかなくて看護師は働かないし、医師としての仕事が出来ないという評判で、市中病院なら患者さんも数多く診られ、研修に優れているという触れ込みでしたが、もっとたちのわるい病院はあるのです。ほとんど仕事ない、まさに9時5時、でも給料は月給70-80万、海外旅行付き、なんてとこもあるのですが、これが医学生に人気なのです。そう、始めから専門を決めている学生にとって初期研修なんて煩わしくて仕方ない、でもどうせ義務なら仕事が楽で、給料良いほうが良い。。。これが現実なんですよ、皆さん。こんな状況でいまのまま臨床研修必修にして日本の医療よくなりますか?医学部学生定員をこのまま増やしたらどうなりますか?この議論続きます。
.05 2009 医療ねた comment0 trackback0
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プロフィール

前橋太郎

Author:前橋太郎
前橋太郎(まえばし たろう)
某大大学院医歯学総合研究科 寄付講座准教授
日常診療における疑問をベンチで解決することを目指すphysician scientist。スローランとザスパクサツ群馬をこよなく愛する。

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