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「1Q84」

今日は日直でした。朝から気分よく(昨日の勝利で)上毛新聞を買い、出かけました。研修必修化による第1ターム(年4タームあります)が今日で終了なので、研修医たちもサマリーのまとめなどで忙しそうでした。私も研修医たちと少し話ししたかったのですが、いろいろとデスクワークがありなかなか出来ず、まあ言い換えれば平穏に日直は終了しました。さて表題の小説ご存知の方が多いと思いますが、今でこそそこそこ書店で買えるようになりましたが、2週間ぐらい前はまったく店頭になかったほどの大人気でした。私も村上春樹の大ファンというわけではありませんが、まあ好きな作家なので、代表的なのは読んでます。(村上春樹はすばらしい市民ランナーなのでまじめに尊敬してます)。さてこの1Q84はなんと発売当日の29日、まだ例のインフル謹慎のころ買いました。それでもブック1は私の家の近くの書店には1冊しかなくびっくりしました。このあと私は食事の時間も(実験の時間も?!)惜しんでこの小説に没頭することになります。1984年と言えば
私は高校3年で、生徒会の役員をしていたので、ちょうど今頃は高校の文化祭の準備に明け暮れていました。25年前です。4半世紀前ですね。松田聖子が絶頂期にあって(「ハートのイヤリング」とか)、原田知世の人気がすごくて後半は、チェッカーズや安全地帯が出てきた年でした。そんな思い出もあって興味あって読み出したのですが、あんまりそんな時代背景は感じさせない小説でした。
まあ時代を感じるのはメールや携帯のないことだったかな。まず始めから聞いたことのない作曲家ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」が出てきて面食らいました。結局読後、アマ0ンでCD買っちゃいました。特に凝って小説どおりのクリーブランド交響楽団のやつ。実際聞いてみるとなんかイメージと違いましたが、これからの方は是非お聞きになることをお勧めします。感想などを書くとあらすじがわかってしまうとかで、6月初旬は1Q84関連記事の載ったブログは軒並み削除されたなんてうわさにもなりましたが、まあそろそろいいでしょう。でも内容をほのめかすような野暮なことはしませんよ。感想はというと「ねじまき鳥クロニクル」に非常に似ていると思ったことです。私は村上春樹という作家は、かなりこの世の中に絶望していると思います。そして人間は暴力と性にとらわれて生きなければならない哀れな生き物だとも思っているんではないかな?でも、彼はその人間とその人間が作り出している社会に一縷の希望を持っていたい、それが言葉にすると単に薄っぺらくなる「愛」だったり、「絆」だったりする。そんな感じがしました。これは「ねじまき鳥クロニクル」を読んだときに感じた考えに似ています。「アンダーグラウンド」やアイドル志望の女の子の連続放火とかにも影響をうけているんではないかという節がありますが、村上作品の中でもっとも物語性が高く、抽象性も高いけど「海辺のカフカ」ほど難解でない、そんな秀作だと思います。これを「単なるエロ本」とかいう人がいて、こないだびっくりしましたが、まあ土台そういう人には「説明しないとわからないものは説明しても仕方ない」のでしょう。
さてあんまり話してるとあらすじまで話しそうになるのでここら辺でやめます(疑問符なしで)。ああ、あとこれは絶対にブック3とブック4が出ると思います。なぜって?そうしないと物語の落とし前がつかないからです。(なーんてあっさり2冊で完結だったりして;;)
明日はもし雨降ってなかったら走りたいな。。
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.28 2009 未分類 comment0 trackback0

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前橋太郎

Author:前橋太郎
前橋太郎(まえばし たろう)
某大大学院医歯学総合研究科 寄付講座准教授
日常診療における疑問をベンチで解決することを目指すphysician scientist。スローランとザスパクサツ群馬をこよなく愛する。

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