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こんな制度に誰がした?!

今日は午前中実験して、午後は天気がよかったので20km走りました。ひざの調子もよくどうやらもっと走っても大丈夫そうです。
さて、今年は正月休みがすごく短かったですよね?私など5日に救急部の当直(手伝い)をしました。それはまあうちの救急部が独自の教室でありながら他の医局の応援を全面的に受けないと回らないという、全く大学病院としてはお粗末で笑えない話なのですが。。まあそれは某山陰地方の国立大学でもそのようなので置いておいて。何しろ研修医、特に1年目が少ない!現在は新臨床研修制度で3ヶ月に一回研修医がローテートしてきますが、この第4タームはなんと当科には二人!以前は研修医が10何名いて、研修医室などごった返していたものですが、いまや廃屋のようです。また教育目的でいままでは研修医と指導医が一緒に当直してましたが、いまや平日は研修医皆無(負担を軽減させるためだそうです)。あのですね、大学病院に研修医がいなかったら教育するという目的がないんですよ。前にも書いたようにこんな国家的愚策のために、どう考えても「研修病院」にはないえそうも無いところが手を上げて研修医を募集し、かつ月給80万円(1年目の採血もできないようなやつにですよ)を出すからこんな状態になってるんですよ、皆さん。これ多分大多数の国民の皆さんは知らないですよね。今はまだいいですよ、これから10年後、日本の医療レベルは確実に低下します。得体の知れない、出自の不明な、金目当てだけの医者がはびこりますよ。間違いありません。臨床系の大学院にはほとんどいかないし。これも10-20年後、大学の教員選考に多大なダメージを及ぼすでしょうね。医学博士とかいなくなるんじゃない?
卒業後各科をローテートする現在の研修制度自体には、実は私、賛成なんです。学生のころには分からなかった各科のイメージが仕事を(責任をもったかたちなら)通して分かりますし、ほんとにやってみたい分野を探し当てられるかもしれないからです。でもやり方が悪すぎる。研修先は大学病院と以前からきちんとした教育体制の整っている実績のある臨床研修指定病院(昔は厚労省が指定していたんですよ)だけにしてマッチングすればよかったんですよ。もちろんその中で、うちの大学で研修するひとが減ってしまうのなら企業努力が足りないということで納得しますがね。
しかも国立大学医学部の「地域枠」とかって何?憲法違反じゃない?県立じゃないんだからさ。だったらまず某帝国大学の天下り先最大手の某J医大を廃止してよ。筋が通らないじゃない?学生の定員なんか増やしたってなんにもならない。こんなことは現場の人間はよーく分かってる。分かってないのは厚労省のお偉い官僚さんだけだ。民主党になってもここが変わらず、診療報酬をお情けで上げただけで、「我々はわが国の医療をよくしようとしている」顔はやめてほしい。ほんと長妻さんにはがっかりだ。この国には目先のことを論じる政治家はいっぱいいるが、この先のビジョンを示せる政治家が皆無だ。何しろ間違いなく、また定員増加に反して地方からは医者はいなくなるし、またまともな医者はいなくなる。患者さんになったらなにしろあらゆる手段を講じてまともな医者を探すことだ。でも残念ながらそんな情報は一般には公開されていないためにまず無理だけどね。こういうことを一般の国民はほんとに知っているのだろうか。。もう一度言う、こんな医学部教育(これはまたあとでいかにひどいかを述べたいと思います)、研修制度をやっていたら、間違いなく日本の医療は壊滅します。(それでもアメリカよりはましかな。。)
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.10 2010 医療ねた comment0 trackback0

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前橋太郎

Author:前橋太郎
前橋太郎(まえばし たろう)
某大大学院医歯学総合研究科 寄付講座准教授
日常診療における疑問をベンチで解決することを目指すphysician scientist。スローランとザスパクサツ群馬をこよなく愛する。

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