スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

今夜は当直

今夜は大学の当直です。ご覧下さい。うちの医局の当直表です。100216_1846~0001
今夜も研修医の当直はいません。というか、ご覧のとおり、ほぼ毎日研修医は当直してません。ちょっと前までは1年目の研修医が我々指導医と一緒に当直して、急患の対応などを学んだものなのですが。。。医療関係でない方々はご存知ないかもしれませんが、地方の大学病院はこのように荒廃しているわけです。
荒廃しているのは大学病院だけではありません。私の行っているG県北部の某病院ですが、先週私は高齢の糖尿病患者さんが高浸透圧性昏睡に陥りその病院に入院させました。しかし私は常勤でないのでいろいろ指示を出し、今週また診察するからと申し送って来たのです。そして一週間後の今日、病棟からカルテが来ないのでどうしたのかと尋ねると、今日は私の診察を受けることになっていないとのこと。そしてようやく降りて来たカルテを見て愕然。私が一週間前に書いた指示はまったく履行されておらず、かつこの一週間カルテの記載が一字もないのです。。。これはあまりにもひどすぎる。しかも患者さんはずっと高血糖のままでした。終わってます。このエピソードで前に私の後輩が言っていたことを思い出しました。彼は土曜日にG県で最近ダムで話題になっている地区の病院にアルバイトにいっていたのですが、ある日看護師さんに頼まれて病棟の寝たきりの患者さんを診察することになったそうです。その際にカルテをみたところ、あまり診療記録は記載されておらず、しかも明日の日付で記載されているページがあったそうで、あまりの杜撰さに閉口したそうです。「いくら変わりがないからって明日のカルテを書いてしまうとは」と思ってもう一度よくそのページを見てみると「明日」の日付の「年」が昨年になっていることに気づきました。そうです、何とその先生は約1年間、その患者さんのカルテを書いていなかったのです!!自分もそういばれたもんじゃありませんが、世の中にはひどい医者、病院がごまんとあります。「まとも」な先生を探すのは私たち医療関係者でも難しくなっている今日この頃なのです。みなさん、医療崩壊はこれからの危機ではなく、「いまここにある危機」なのです。背筋が寒くなります。
ひるがえって、医学部の教育も荒廃しています。最近「シナリオチュートリアル」という「授業」を担当(チューターといいます)しました。
我々が学生の頃にはなかった授業形態で、しかも今回始めて担当したので説明会に行きました。この授業はある科の先生がある症例のシナリオを3回分作ります。回を追うごとにだんだんその病気がなんだかわかるように作られています。今回のシナリオも難しいけどよく作られていて作った先生は大変だっただろうなと思いました。しかしこのシナリオ自分の専門分野でなくても「授業」を担当しなくてはなりません。さらに5ー6人の学生さんたちがこのシナリオを自分たちで議論しながら解いていくので、チューターは「議論をリードしたり、講義をしたりしない下さい」と説明書に書いてあります。「議論が進まないときは以下の「声かけ」をして下さい」とあり、決まり文句がいくつか書いてありました。そうです、つまりチューターはただそこにいればいいのです、ですので全然医師でもなんでもない基礎系の教員が担当したり、ひどいと大学院生を代わりに出す教室もあるそうです。
そして私のグループは初日こそ6人中4人出席しましたが、2日目は前回休んだ学生が2人来た上で4人出席、最後の日等、とうとうまともに来たのはたった一人でした。これはさすがに怒った!というのもこれは朝あるのですが、外来の患者さんに1時間待ってもらったり、外勤先の病院に待ってもらったりして作った時間なのです。直ちに出席簿を持って大学の教務係にいって抗議すると「そんなもんです」くらいな対応。。。さすが小役人たち、クレームの対応には慣れっこと言った感じで私はさらに腹立ちました(私、根っからのレジスタンスなんですよ、特に強いものに対して、幼少時から、これはまたあとで書きます、前回のM君にあって思い出しました^^)。こんなことやっていてはまともな医者は育ちませんね。。服装もひどいし、なんていうか医学部に入る前のもっともっと前から何か教育間違ってないですかね。。。こんなことやってるから1年もカルテ書かない医者が出ちゃうんだよ(まあその人たちはシナリオ受けてないけどね)。

.17 2010 未分類 comment2 trackback0
 HOME 

プロフィール

前橋太郎

Author:前橋太郎
前橋太郎(まえばし たろう)
某大大学院医歯学総合研究科 寄付講座准教授
日常診療における疑問をベンチで解決することを目指すphysician scientist。スローランとザスパクサツ群馬をこよなく愛する。

最新トラックバック

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。